二重目的語とは:動詞の中に二つの目的語を伴うことができる動詞がいくつかあります。前の「目的語1」は間接目的語(人を指す)であり、後ろの「目的語2」は直接目的語(事物を指す)であります。間接目的語と直接目的語の語順は、入れ替えることができません。このような文を二重目的語と呼ばれています。
二重目的語を伴うことができる動詞は以下に限定されます:
「告诉」「教」「给」「送」 「借」 「还」「问」「找」など。
教える 教える あげる 送る 貸す/借りる 返す 聞く お釣りを出す。
二重目的語の構造:
主語+動詞+目的語1〔人〕+目的語2〔事物〕(AがBに~を~する。)
(間接目的語) (直接目的語)
他 不告诉 我 他的秘密。(彼は私に秘密を教えてくれない。)
老师 教 我 汉语。 (先生は私に中国語を教えてくれる。)
姐姐 给了 我 两本书。 (姐は私に二冊の本をくれた。)
她 送 了 我 一个礼物 (彼女は私にプレゼントをくれた。)
我 借 他 伞了。 (私は彼に傘を貸してあげた。)
他 没还 我 伞。 (彼は私に傘を返してくれなかった。)
我想 问 老师 一个问题。 (私は先生に質問がしたい。)
服务员找了 我 50块钱。 (店員さんは私に50元のお釣りを渡した)
※否定を表す「不」、「没」は動詞の前に置く。
※完了を表す場合「了」を文末に置くか、目的語2が量詞など要素が増えた場合、動詞の直後に置く。
※助動詞「想」、「打算」などは主語の直後に置く。