お役立ち文法

能願動詞(助動詞)-「能」「会」「可以」

「できる」という意味に対して中国語は「習得してマスターしてできる」、「能力があってできる」、「条件が備わってできる」、「許可してできる」など、さまざまな場面で分類されています。


基本文型:
主語+能願動詞+動詞+目的語
主語+副詞+能願動詞+動詞+目的語




能力において「会」と「能」の共通点:

学習、訓練、練習によりある動作ができるようになったというニュアンスで、「会」と「能」どちらでも使えますが、比較的に「会」を使う頻度が高い。

→我说汉语。(私は中国語が話せる。)
→我说汉语。(私は中国語が話せる。)

→我游泳。(私は泳げる。)
→我游泳。(私は泳げる。)

※主に「できる/できない」に焦点が集まっている


能力において「能」と「会」の違い:

「能」:
a.能力がある程度達し、または具体的な数字で示す時「能」を用いる。
→我看中文报纸。/我看中国电视剧。  (私は中国の雑誌/ドラマが見れる。)
→我一分钟游五十米。        (私は一分間に五十メートル泳げる。)


b.能力が回復して、本来できることができるようになった場合「能」用いる。
→我的腿好了,走路了。      (足が治って、歩けるようなった。)
→通过眼睛的治疗,他又看见东西了。(目の治療を経て、また見えるようになった。))


c.生まれつき能力や特技を表す時「能」で表す。
→我吃非常辣的东西。    (私が激辛が食べれる。)
→我一下子睡二十个小时。  (私は一気に二十時間寝ることができる。)



※未来への可能性を表す「会」:
習得して~ができるようになったを表すほか、「会」は未来への推測可能性も表していて、「~するだろう」、「~のはずだ」という意味も表しています。

→明天下雨。       (明日雨降るでしょう。)
→雨下得这么大,他不会来了。(こんなに雨が強いんだから、彼はもう来ないでしょう。)
→有什么事尽管说,我帮你的。(何があったら遠慮なく言って下さい、私が助けます。)
→我加油的!        (頑張ります!)

 



客観的条件が備わっての、「能」と「可以」の共通点、相違点:

「能」:
a.能力があってできる、できないかを表します。→※「能」の主な意味。
→我感冒了,不能上班。(風邪引いたので,仕事に行けない。)
→他喝酒了,不能开车。(お酒を飲んだので,運転できない。)

b.客観的な状況に影響され、または条件を受けてできるか、できないかを表します。
→台风来了,不能回家。  (台風の為、家に帰れない。)
→这儿没有网线,不能上网。(ここはwifiがなく、インターネットに繫がらない。)

 


「可以」:

a.客観的な条件のもとで~ができる、できない。
→这间屋子可以/放五张桌子。   (この部屋は五つの机が置ける。)
→这家饭店可以/吃正宗的北京烤鸭。(この店は本場の北京ダックが食べれる。)
→这儿不能上网。           (ここはインターネットができない)

※客観的を表現で「可以」と「能」両方使うことができる。
※否定は「不能」を使う。


b.許可を受けて~ができる,できない
→这儿可以照相。(ここは写真を撮ってもよい。)
→这儿不能照相。(ここは写真を撮ってはいけない。)
→你不可以先走。(あなたは先に帰ってはいけない。)

※否定は「不能」,「不可以」どちらも使える。


c.する価値があるという意味を表す。
→不管结果怎么样
,你可以去尝试一下。(結果はどうであれ、やってみる価値がある。)

 


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