主述述語文とは:述語の部分に小さい主語と小さい述語=主語構造が入っている文を指します。一般的に、主述構造の中にある小さい主語である「人や事物」は全体の主語(大きな主語)と関係があります。「她眼睛很大」→小さい主語である「眼睛」は大きい主語である「她」と関係があります。
「北海道は冬が寒い」、のように、日本語にも同様の表現があります。口語でよく用いられます。文型は次のようになります。
【基本文型】肯定文
(大)主語+述語[(小)主語+(小)述語](~は~がどうだ)
北海道 冬天 冷 (北海道は冬が寒い)
↓ 小主語 小述語
↓ ↓
大主語 述語
例:
→今天天气很好。 (今日は天気がいい。)
→我身体很好。 (私がとても元気。)
→我工作很忙。 (彼は仕事が忙しい。)
→他个子很高。/她头发很长。/她眼睛很大。
(彼は背が高い/彼女は髪の毛が長い/彼女は目が大きい)
【基本文型】否定文
(大)主語+述語[(小)主語+不+形容詞(~は~が~ではない)
他 成绩 不 好 (彼は成績がよくない)
他 学习 不太 努力 (彼は勉強をあまり努力しない)
※否定形の時は、述語形容詞の前に「不」、「不太」などをつけます。
例:
→我们学校留学生不太多。(私の学校は留学生が多くない。)
→我身体不太好。 (私の調子はあまりよくない。)
→南方冬天不冷。 (南のほうは寒くない。)
疑問文:
例:
→你身体好吗? (元気ですか?)
→你身体好不好?(元気ですか?)
→你身体怎么样?(体の調子はどうですか?)
注意:
「北京天气很冷」と「北京的天气很冷」の区別について:
「北京天气很冷」と「北京的天气很冷」の意味は大きな差がないですが、
「北京天气很冷」は「我」に重点があり、北京の天気の後に、北京の文化、歴史、
地理、交通、経済、観光などについて続けて述べる可能性が高いです。例えば:
北京天气很冷,历史悠久,位于华北平原,交通堵塞问题严重,经济占全国第二位。
一方、「北京的天气很冷」は「天气」に重点があり、他には触れず、北京の天気だけを重点的に説明する意図があります。